近年推進工法での施工の需要が高まり、様々な土質での施工が求められています。昨年、当工法では岩盤層の地盤を施工しました。施工の概要は表.1に示す通りで、カッタヘッドは礫用面板(図.3)を使用しました。施工の際には、礫地盤の施工と同様の方法で塩ビ管への影響を調査しました(図.5、図.6)。困難が予想される施工でありましたが、無事に完工することができました。

<施工の際の留意点>
  1. 修正が効きにくい
  2. 面板の摩耗が著しい
  3. 岩盤の強度によって日進量が左右される

この結果を受け、当研究会では、施工能力の向上のために面板形状の改良をする予定です。また、塩ビ管への影響に関しても調査を継続していきます.。検討に際しては、岩盤の種類などにより施工の可否や日進量が変わる為、当方へお問い合わせ下さい

表.1 施工概要

工事場所 浜松市 北区 細江町 気賀 地区
施工業者 アサヒエンジニアリング
土質区分 普通土、硬質土(風化チャート層)
管径 φ200、φ250
施工延長 φ200:237.9m、φ250:228.3m
図.1 施工概要
図.2 施工土質
図.3 使用面板
図.4 掘削残土
図.5 先頭管挿入
図.6 先頭管到達
<チャートとは>
堆積岩の一種で、主成分は二酸化珪素(SiO2、石英)、原生動物が1000年に数mmという非常にゆったりとした速度で海底に堆積して固まってできた岩石です。断面をルーペで見ると放散虫の殻が点状に見えるものもあります。古生代から中生代にかけて形成されたもので。非常に硬く層状をなすことが多いです。チャートには赤色、緑色、淡緑灰色、淡青灰色、灰色、黒色など様々なものがあります。暖色系のものは、酸化鉄鉱物に起因し、暗色系のものは硫化鉄や炭素化合物に起因する。緑色のものは,緑色の粘土鉱物を含むためである。これらは、堆積した環境によって変わると考えられています。